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日本の美術 「光悦茶碗」研究を通して出会えた先生方に感謝

日本の美術 「光悦茶碗」研究を通して出会えた先生方に感謝

今から10年前にこちらの光悦赤茶碗を林屋晴三先生(日本の茶碗研究の第一人者)に観て頂きました。

こちらは、その際に晴三先生から頂きました本です。

晴三先生が日本の茶碗についてコメントを残していらっしゃいますのでご紹介いたします。

本来茶碗は一碗の茶を喫するために存在するもので、当今のように、展覧会に出品して見せるために造られているようなものは、茶の湯の茶碗とはいい難い。ここに図示した茶碗はすべて一碗の茶によって人に喜びを与えてきたものである。そしていま思うことは、茶碗と語り合う心を持たなければ、茶碗というものは理解できないであろうということ。私は、これから幾許の命を持つか知らないが、少しでも多く茶碗と語られる一刻を持ちたいと願っている。〔日本の美術 第444 和物茶碗より掲載〕

光悦茶碗研究を通して国内では、東京国立博物館名誉館員でいらっしゃいました林屋晴三先生や芸術学者の布施英利先生、国外では、世界三大美術館の一つ、ロシア国立エルミタージュ美術館で日本美術史専門家のアレクセイ・ボゴリュボフ先生から助言を頂きました。今から8年前にわたくしは、これを機縁に光悦茶碗特別鑑賞会を始めました。

光悦茶碗特別鑑賞会は、萩焼専門店発祥の地 三輪清雅堂で好評開催中です。〔予約制〕