萩焼人間国宝 三輪壽雪〔十一代三輪休雪〕先生 鬼萩割高台茶碗と萩焼専門店発祥の地 三輪清雅堂
2023年(令和5年)5月19日(金曜日)、「KOETSU─CODE 光悦茶碗謎解明」を執筆、自費出版したことが、はぎ時事新聞に掲載されました!!
今まで協力してくださった方々に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
光悦研究を総括
三輪氏が自費出版 萩焼の歴史を分析
吉田町の萩焼専門店「三輪清雅堂」の三輪正知代表(53)が、江戸初期に活躍した京都のマルチアーティスト、本阿弥光悦(1558~1637)と萩との関係を紐解いた「KOETSU─CODE 光悦茶碗謎解明」を執筆。自費出版した。
三輪氏は約20年、光悦茶碗を研究。江戸初期の歴史背景や茶の湯文化などを分析し、通説を覆す独自の理論を展開していた。今回、それらを1冊にまとめた。
本阿弥光悦は永禄元年(1558)、京都の刀研ぎ、本阿弥光二の長男として誕生。元和元年(1615)の大阪・夏の陣の後、徳川家康から京都北部の鷹峯の地を拝領し、本阿弥一族や町衆、職人などを率いて芸術村(光悦村)を構築した。書、陶芸、漆芸、作庭など、あらゆる芸術に秀でたマルチアーティストとして知られている。
三輪氏が光悦に出会ったのは、古美術商の堀誠氏のもとで修行していた頃。光悦が作った萩焼「萩光悦」をはじめ、光悦茶碗の魅力に取りつかれ、光悦茶碗と見られる5碗を収集した。茶碗研究の第一人者、林屋晴三氏からも光悦茶碗の可能性があるとされ、自信を持ち、本格的な光悦研究に乗り出した。
本では、光悦の手紙や毛利家文書などをもとに、茶の湯を通じて繋がる光悦と大名たちの政治・経済ネットワークに着目。光悦と徳川家、毛利家、萩焼の始祖、李敬・李勺光との関係を紐解き、通説とは違ったユニークな説を導いた。たとえば、通説では京都の楽家の窯で焼かれたとされる光悦の代表作、国宝「不二山」(長野県・サンリツ服部美術館蔵)について、光悦が陶工「たゑもん」にあてた手紙から、萩で焼かれた6碗の一つではないかと推測。謎の陶工「たゑもん」も、李敬とする持論を展開している。更に、李敬・李勺光についても、通説では朝鮮出兵の際、朝鮮から連れてこられたと言われるが、毛利家以前、朝鮮や中国との交易で栄華を誇っていた大内家の時代から萩にいた可能性を指摘。世界史や美術史の観点からも興味深い内容になっている。
三輪氏は「林屋先生の言葉がなかったら、この本はできていなかった。協力してくださった方々に感謝している」と語っている。本はA5判100㌻。価格は3300円。問い合わせは三輪清雅堂(22・0895)
2023年(令和5年)5月19日(金曜日) はぎ時事新聞掲載
おかげさまで光悦茶碗特別鑑賞会〔期間無期限・予約制〕は13年目を迎えることが出来ました。
一萩二樂三唐津 萩焼専門店発祥の地 三輪清雅堂にて好評開催中!!!
平成22(2010)年
世界三大美術館として名高いロシア・エルミタージュ美術館アレクセイ・ボゴリュボフ氏と日本の芸術学者・布施英利氏から「萩光悦」研究の第一人者と評されたことが機縁となり、光悦茶碗特別鑑賞会を始めました。
令和元(2019)年
国内外の美術史家の間で「萩光悦」研究の第一人者と評され、婦人画報9月号にて光悦茶碗特別鑑賞会が紹介されました。
令和2(2020)年
JR西日本ジパング倶楽部「厳選おとなび」にて、光悦茶碗特別鑑賞会が紹介されました。
令和5(2023)年
「KOETSU─CODE 光悦茶碗謎解明」を出版いたしました。
令和5年(2023年)4月14日 金曜日 地元の情報新聞「すぽっと山陰」の一面に以下の内容で紹介されました。
KOETSU─CODE 光悦茶碗謎解明
『国宝・振袖茶碗 銘「不二山」は樂焼ではない!!』
~今ここに通説が覆る!!~
このたび光悦茶碗研究家 三輪正知氏が20年に渡って「光悦茶碗の謎」を探究してきた集大成として著書を自費出版するに至った。
当書は伝世する光悦茶碗は言うまでもなく、故・林屋晴三氏(陶磁研究者・元東京国立博物館名誉館員)の助言と新史料に基づく長年の研究の末に得られた三輪氏の見解を綴ったものである。
内容は光悦茶碗だけに留まらず、高麗茶碗・井戸茶碗そして萩焼開窯の謎にまで迫り、更にその追究は日本文化のルーツにまで及んでいる。
現在、三輪氏は国内外で光悦茶碗研究の第一人者として評されている。
価格 3,300円(本体3,000円+税10%)初版 限定500冊
お問い合わせ
萩焼専門店発祥の地 三輪清雅堂 三輪正知
https://hagi-miwa.com/
電話0838・22・0895 090・8360・7843