松陰の茶碗鑑賞会 三輪清雅堂 150年記念で開催 はぎ時事新聞に掲載されました。

 

松陰の茶碗鑑賞会 三輪清雅堂 150年記念で開催

吉田町の萩焼茶碗専門店三輪清雅堂 」(三輪正知代表)では、明治維新150年を記念し、1月から「吉田松陰遺愛の萩焼茶碗」鑑賞会を開催している。会では、長年、松陰について研究している三輪代表が、松陰が製作に関わったと推察される「吉田松陰遺愛の萩焼茶碗」を公開。茶碗に描かれた絵や文字をもとに、松陰作と考える根拠を示す。松陰と萩焼の関係と当時の交友関係なども紹介する。「松陰遺愛の萩焼茶碗」は、直径13㌢×高さ7㌢の薄くて軽い抹茶茶碗。全体に明るい灰色の釉薬がかかっている。茶碗の外側に「高山遺種 藤城」の文字があることから、三輪代表は、幕末の漢詩人で頼山陽の高弟、村瀬藤城が記したものと考察。また、茶碗に描かれた「虎」や「虎の手爪跡」の絵は、「藤原寅次郎自ら記す」という意味に解釈した。松陰は遊学時のお土産に萩焼茶碗を持参したこともあり、村瀬藤城と松陰の合作では─と推察している。県立萩美術館・浦上記念館の石崎泰之副館長は、同茶碗を見て「軽くてぬるっとした釉調は、幕末期から明治期に焼かれた萩焼の特徴。松陰が作ったかどうかは分からないが、指の跡などが残り素人の作品であることは確か。友好の証に贈ったと考えられなくはない」と話している。会は予約制で、参加費は1000円。参加者には、同茶碗にたてた抹茶を一服提供する。問い合わせは三輪清雅堂(090・8360・7843)まで。

20 18年(平成30年)1月19日(金曜日)発行 はぎ時事新聞に掲載記事。

Back number過去の記事