萩焼について 「萩焼茶碗」の作風に大きな影響を与えた毛利秀元
江戸時代初期に、萩藩の藩政を握っていた毛利秀元は萩焼茶碗の作風に大きな影響を与えました。
萩焼茶碗にみられる織部好みの作風は、織部門下の秀元の影響によるものとされております。
10月14日(日)まで茶の湯に精通していた毛利秀元の企画展が下関市立歴史博物館で開催されています。
秀元が品川大茶会で三代将軍徳川家光に献茶をした際に使用されたとされる茶杓や瓢箪釜が公開されています。
実は、毛利秀元の作とみられる古萩葵紋黒茶碗にも瓢箪が表現されております。
大変驚くべき事に、品川大茶会記録によると、使用された茶碗は黒茶碗であり、御紋は白であると記されております。
毛利秀元の光悦形をした古萩葵紋黒茶碗は、萩焼専門店発祥の地 三輪清雅堂で公開中です。〔予約制〕